インプラント歯科論文抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者 まつもと歯科」
こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今月もインプラントの歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。
埋入即時アバットメント装着時の隣接面の骨およびインプラント周囲粘膜における効果の前向きRCT研究 Title :The effect of one-time abutment placement on interproximal bone levels and peri-implant soft tissues: a prospective randomized clinical trial Author:Ana Molina,Ignacio Sanz-Sanchez,Conchita Martın,Juan Blanco,Mariano Sanz Journal:Clin Oral Implants Res.28, 2017 :443-452
PURPOSE
・アバットメントを取り外しすると粘膜のバリアを破壊し、結合組織の付着および骨の根先方向の移動が起こると言われている。そのため今回はインプラント埋入時にアバットメントを装着する群と、ヒーリングアバットメントを装着し補綴時にアバットメントを装着する群に分け、骨や軟組織の状態を観察した。
MATERIALS AND METHODS
・この研究デザインに同意する患者に対してRCT研究を行った。
・インプラントは経験を積んだ2人の歯周病専門医が行った。
・抗生物質の予防投与を行った。・CamlogのConelogのScrew-Lineインプラントで直径は3.8mmか4.3mm,長さは9mm,11mm,13mmを用いた。
RESULTS
・6か月後の観察時のDIB
即時アバットメント -0.61±0.40mm
通常時 -1.24±0.79mm
・12か月後の観察時の歯間乳頭の高さ
即時アバットメント -0.98±0.89mm
通常時 -1.17±1.47mm
CONCLUSION
即時のアバットメントに対して、ヒーリングアバットメントの脱着はインプラント治癒期間の骨吸収に影響する。
TOPIC OF CONCERN
・即時でアバットメントを装着するケースはありますでしょうか?
またその臨床的な感覚はいかがでしょうか?
発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成27年5月26日
豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!
これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。
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