インプラント歯科論文抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者 まつもと歯科」
こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今月もインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。
インプラント-天然歯間のrigid and non-rigidな連結の効果と、生物学的および技工的な合併症について:a systematic review and a meta-analysis Title :The effect of rigid and non-rigid connections between implants and teeth on biological and technical complications: a systematic review and a meta-analysis Author:P Tsaousoglou,K Michalakis,K Kang,H-P Weber,A Sculean Journal:Clin Oral Implants Res.28, 2017 :849-863
PURPOSE
解剖学的制限や金銭的な問題や歯周病に罹患し動揺歯を固定するために天然歯とインプラントの連結固定による補綴物が使用されることがある。
本研究では生存率、技工的、生物学的な合併症の割合を評価した。
MATERIALS AND METHODS
適合基準
・臨床研究でRCT、前向きおよび後ろ向きコホート研究が含まれる
・部分欠損症例で即時負荷でないインプラントと天然歯を連結した症例
・どのような連結方式およびアタッチメントを使用しているかの詳細が記載されている(rigidかrigidでないか)
・最低12か月の診療およびレントゲンデータがある
・生存データ、機能的、補綴的な合併症のデータがある
排除基準
・サファイアインプラント・HAインプラントの使用、義歯の使用
RESULTS
・補綴物の長さ
Short span 198、long span 158
・生存率
インプラント90-100%
支台歯 94.1-100%
補綴物 85-100%
・生物学的合併症
根尖病巣 11.53%、カリエス 5%
歯の圧下 5%、歯根破折 3.84%
ディスインテグレーション 2.34%
歯周病 2.32%、フィステル 1.16%
・技工的な合併症
ポーセレンの咬合面破折 16.6%、スクリューの緩み 15%、補綴の再製 10.52%、唇面の破折 10%、セメント・スクリューの問題 7.98%、咬合面調整・置き換え 5.26%、コネクションの問題
Rigid 5.35% non rigid 35%
CONCLUSION
・天然歯とインプラントの部分的な連結固定をした補綴物はインプラントの連結固定をした補綴物の代替案になる可能性がある。
・連結固定はrigidな方が良い。Rigidでない場合の主な欠点は歯の圧下である。
TOPIC OF CONCERN
・インプラントと天然歯を連結されることはありますでしょうか?
発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成29年9月21日
豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
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これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
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