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ClubGP 歯科インプラント文献抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者・日本口腔インプラント学会専門医・歯科審美学会認定医・まつもと歯科」

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。

先日抄読しました歯科インプラント文献を紹介いたします。

補助咬合装置(AOD)が複数歯科用インプラント補綴治療の咬合精度に与える影響  ランダム化比較試験(RCT

Title:Effect of Auxiliary Occlusal Devices on the Occlusal Accuracy of Multiple Implant- Supported Restorations Fabricated Using Digital Workflow: A Randomized Controlled Trial

Author:Yifan Zhang, Donghao Wei, Xi Jiang, Ping Di, Shuxin Ren 

Journal:Clinical Oral Implants Research, 2025; 36:1551–1559

 


PURPOSE

IOSによる咬合採得(VIR)は、欠損が大きいほど精度が低下し、特に3歯以上欠損の後方部(free-end saddle)で誤差が増大する。このランダム化比較試験は、複数(3歯以上)の歯科用インプラントを対象とした完全デジタルワークフローにおいて、補助咬合装置(AOD)が咬合精度の向上に及ぼす有効性を評価することを目的とした。

MATERIALS AND METHODS

対象基準は、片側臼歯部に少なくとも3本の歯科用インプラント(Camlog)を埋入する18歳以上とした。補綴スペースは垂直高は少なくとも5mm、近遠心距離は少なくとも12mm必要とする。

片側臼歯部に3本以上の歯科用インプラントを有する29名の患者が対象となった。歯科用インプラントは4ヶ月前に埋入され、印象採得の準備が整っていた。

患者は無作為に2つのグループに分けられた。試験群は、AODを用いた口腔内スキャン(IOS)、対照群はAODを用いずに同じデジタルワークフローを行った。

AODは、既製のチタン製アバットメントと使い捨てのコンポジットシリンダーで構成され、摩擦によって接続した。複合シリンダーの咬合端を口腔内で徐々に調整し、最大咬頭嵌合位が得られるまで調整した。

口腔内スキャナー(TRIOS3Shape)を用いて、上下顎のデジタル印象を採取した。調整したAODを装着した状態で、仮想咬合面記録(VIR)も取得した。

対照群では、通例のデジタルワークフローに従い、AODは使用しなかった。

RESULTS

本研究には、合計29名の患者(女性17名、男性12名)、平均年齢56.7歳(範囲:3678歳)が含まれた。

14名の患者がAODあり、15名の患者がAODなしに割り当てられ、そのうち8名(8/15名)が手動アライメントを必要とした。合計106個の歯科用インプラント支持単冠が評価され、52個がAOD群に割り当てられた。AOD群では、合計41個のクラウンに調整が必要で、そのうち5個に陶材追加が必要で、そのうち2個は作り直しが必要であった。一方、対照群では、37個のクラウンに調整が必要、15個に陶材追加が必要で、そのうち11個は咬合が低すぎるために作り直しが必要であった。AOD群では52個のクラウンのうち5個、対照群では54個のクラウンのうち2個で、臨床的調整は不要となった。注目すべきことに、陶材追加(15/54、26.3%)および再製作(11/54、20.4%)を必要とするクラウンの割合は対照群で高かったのに対し、AOD群ではこれらの割合が低かった(追加は

6/5216.4%、再製作は2/523.8%)。AODの使用は、クラウンの再製作の可能性を有意に減少させた(p = 0.015)。咬合修正の絶対量には、グラインディング(負の値として記録)と陶材追加(正の値として記録)の両方が含まれていた。

AOD群の中央値修正量は0.3290 mm0.2806 mm0.3774 mm)であったのに対し、対照群では0.5273 mm0.4274 mm0.6272 mm)と有意に低かった。AODの使用で咬合面臨床的修正の絶対量が有意に減少した(p = 0.002

CONCLUSION

補助咬合装置を歯科用インプラントの咬合採得時に、完全デジタルワークフローに使用することで、咬合採得の精度が大幅に向上し、臨床的な咬合調整の範囲が縮小し、特に遊離端症例において再製率が低下した。

 

IOSとは従来の型採り材料を使わずに、カメラを用いた光学印象という方法のことです。
当院でも徐々にデジタル歯科を試しつつあります。
利点欠点を学びながら適用しております。
IOSは一般的な型採り方法よりも位置関係は正確といわれており、歯の隣接面コンタクトや咬合は精密に反映されやすいです。しかし、その距離が離れると不正確になりますので、それを別の器具を用いて精度を上げるのが本論文の試みです。

安全性という意味で常に最良の物が選択出来るよう、日々学んで行きたいと思います!

今後も豊中市の皆様の歯や口腔内の健康維持に寄与出来ればと思います。

 

今後も歯科医師として今できることを精一杯させて頂こうと
思っております。
では皆さま今日も一日頑張っていきましょう。
歯医者として豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!
これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来る歯医者となるように」
努力したいと思います。


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