インプラント歯科論文抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者 まつもと歯科」
こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今月もインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。
インプラント周囲骨欠損にGBRを2種のメンブレンで行った3年後におけるRCT研究 Title :Randomized controlled clinical study assessing two membranes for guided bone regeneration of peri- implant bone defects: 3- year results Author:Tobias Basler, Nadja Naenni, David Schneider ,Christoph H. F. Hämmerle Ronald E. Jung , Daniel S. Thoma Journal:Clin Oral Implants Res.29, 2018 : 499-507.
PURPOSE
・骨の裂開部にGBRを吸収性および非吸収性のメンブレンを用いた場合の、補綴3年後における直線的および3次元的な量の変化を調べた。
MATERIALS AND METHODS
・適応基準
ポケット4mm以下、口腔衛生状態が良い
炎症のコントロールが出来ている
1歯で頬側骨が吸収
抜歯後6か月で埋入
インプラント埋入後頬側骨に吸収がある
・手術方法
全層弁で剥離し理想的な位置に埋入(OsseoSpeed, ASTRA)、裂開部にはBioOssを使用。吸収性メンブレンと(BioGide,Geistlich Pharma)と吸収性のピン(Inion Pins, Geistlich)を、非吸収性メンブレン(ePTFE)(GoreTex)とチタンピン(Frios, Friadent)をランダムに使用。
減張切開を行い、非吸収性の糸で縫合した。
7~10日後の抜糸。裂開時はPlakoutgelを使用した。
6か月後にリエントリー(非吸収性のものは除去)骨質と量を調べた。
アバットメント装着は2-4か月後。
・補綴装着時、1年後、3年後に調査した
・臨床検査
PD,CAL,PCR、BOPを6点法で隣在2歯分でおこなった。角化歯肉幅も計測。
1. インプラント歯肉炎PD5mm以上BOP50%以上
2. インプラント周囲炎骨吸収2mm以上
・レントゲン診査
デンタルで近遠心的な骨の位置をチェックした
・線的、量的診査
印象採得し石膏模型を3Dスキャンdesktop 3D scanner (Imetric 3D SA, Courgenay)して診査。
RESULTS
CONCLUSION
インプラント治療においてGBRを行い、補綴後3年という限られた期間であるが次のような結論を得た。
・インプラントの頬側の形態が軽度ではあるが(どちらも4mm未満)進行性の吸収を認めた。
・1年後もどちらも類似性のある頬側形態で、似たような変化が3年後も認められる
・どちらも3年間、インプラントの近遠心の骨レベルも歯肉の健康も認められた。
発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成30年7月20日
豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!
これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。
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