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2019年1月26日

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。

今月は私が歯科用インプラントと歯周病、予防歯科に関する論文を抄読
いたしましたので掲載します。


歯周病の状況とメンテナンス頻度の異なる中国人患者における歯科用インプラント周囲組織の後向きコホート研究
Title :A retrospective cohort study of peri‐implant condition in Chinese patients with different periodontal condition and maintenance frequency Author:Yesi Xie ,Huanxin Meng, Jie Han, Li Xu, Li Zhang, Wenjing Li Journal:Clin Oral Impl Res. 2018;29:1135-1142.


PURPOSE
中等度または重度の歯周炎および歯周的に健康な患者(PHP)の病歴と中国人患者の歯周および歯科用インプラント周囲の状態を比較すること。歯科用 インプラント治療の転帰に対する維持療法の頻度の影響を評価する。
MATERIALS AND METHODS
・北京大学歯学部歯周病学科で、2009年9月から2013年1月までの間に、3人の経験豊富な歯周病専門医によってStraumann®の歯科用インプラント(Institute Straumann AG)を埋入した186人の患者に対し、重度の糖尿病患者や補綴後少なくとも1年のメンテナンスに応じなかった患者を除く175人の患者を選択。 そのうち本実験に承諾した140人に対して研究を行った。
・最初に歯周病の状態をチェック(T1)し、140人中106人.が歯周病と診断され治療を行った。歯科用インプラント埋入時にはポケットは6mm未満、FMBSは25%以下であった。
・歯科用インプラントはSLAサーフィスを用いた。
インプラント埋入はdelayedで行い、すべて部分欠損でシングルクラウン、固定式義歯、オーバーデンチャーで補綴した。
・一般的な健康状態、喫煙習慣、歯周チャートを調べた。PPD、BI、FMBS、(PPD≧5 mm)%、および(PPD≧6 mm)%を評価した。 BIは頬側、舌側/口蓋、PPDは6点法で行った。
・被験者を最初の歯周検査(T1)に基づいて3つのグループに分けた。
(a)歯周病ではない患者(PHP)
(b)中程度の歯周病患者(PCP):歯周炎と認識され、PPD≧5 mmが≦30%もしくはPPD≧6 mmが≦10%
(c)重症の歯周病患者(PCP):PPD≧5 mmが> 30%もしくはPPD≧6 mmの> 10%
・この研究開始時の状態をT2とする。
メンテンス頻度で2つのグループに分けた。
・MF≧1グループ
1年に1回以上予防歯科メンテナンスを行う
・MF <1グループ
1年に1回も予防歯科メンテナンスを行わない
・以下の臨床パラメータを評価した。
1.歯科用インプラントの生存か喪失 2.歯科用インプラント周囲プロービング深さ(PDi)
3.歯科用インプラント周囲の出血(BIi)とプロービング時の歯科用インプラント周囲の出血(BOPi)
4.歯科用インプラントプラーク指数(PLIi) RESULTS
・歯科用インプラント生存率は3つのグループで100%
・重症歯周病患者(PCP)群は、PHPと比較して有意に高い最深部のPDi、平均PDi、平均BIi、およびPLIiを示した(p <0.05)
・重度の歯周病患者(PCP)群は、PHP群と比較してPDi≧5 mmおよびBOPi +の歯科用インプラントが多かった
・重症PCP患者では、予防歯科メンテナンス期間が1年以上空く患者のPDi≧5 mmおよびBOPi +の有病率が1年に1回以上要望歯科メンテナンスを行う患者の群と比較して高かった
CONCLUSION
重症PCP群の患者は、PHP群の患者よりも歯科用インプラント周囲炎のリスクが高かった。 特に、メンテナンスを遵守していなかった重症PCPの患者は合併症の発生率が高かった。

Club GP 文献抄読会 発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成31年1月25日


では皆さま今日も一日頑張っていきましょう!!

豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。

「まつもと歯科」のホームページはこちら:
予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科

「まつもと歯科」の矯正歯科専門ホームページはこちら:
目立たない矯正歯科治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科

2019年1月 7日

明けましておめでとうございます。
まつもと歯科院長 松本卓也です。

皆さま休み明けですが頑張っておられますでしょうか?

私どもの歯科医院も新年は5日から歯科診療を始めております。

本年も一般歯科をはじめ、予防歯科、歯周病治療、歯内療法、
歯科インプラント治療、歯科矯正治療、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
を用いた精密歯科治療とさらなるレベルで頑張っていきたいと思います。

本年も新しくより良い歯科医療が提供出来ますよう
スタッフ一同協力してやってまいりますので
よろしくお願いいたします。

では皆さま今年も一年
頑張っていきましょう!!


豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。

「まつもと歯科」のホームページはこちら:
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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会