インプラント歯科論文抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者 まつもと歯科」
こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今月はインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。
インプラント埋入時及び埋入後の軟組織移植における寸法変化に関するシステマティックレヴュー Title :Dimensional soft tissue changes following soft tissue grafting in conjunction with implant placement or around present dental implants:a systematic review Author:Lukas Poskevicius,Antanas Sidlauskas,Pablo Galindo-Moreno,Gintaras Juodzbalys Journal:Clin Oral Implants Res.28, 2017 : 1-8.
PURPOSE
・患者の審美的要求や、リセッションの減少、口腔清掃の状態を良くする目的で軟組織移植が行われている。
移植した軟組織は吸収する場合もあり、軟組織移植術の時期に関する評価が必要である。
MATERIALS AND METHODS
・"Dentalimplants" と"Soft tissue grafting" もしくは"Soft tissue correction" 、 "Transplantation"、"Stability" "Thickness" Keratinised mucosa width" ,"Volume"
,"Survival" , "Follow up" "Amount"でヒットした2131本の論文から14本に絞った
次の基準を含む
・インプラント埋入時および現存のインプラントにFGGかCTGを行っている
・軟組織の変化を見ており明確なデータがある
・人間の前向きか後ろ向きの研究で5人以上の研究データがある
・6か月以上の観察
・軟組織の厚みおよび角化歯肉の幅を計測
次を除外する
・歯に対する研究
・6か月以内の観察期間
・GBRを行うケース
・インプラント周囲炎を伴うケース
・その他の手法を用いた軟組織移植術を行うケース
・不明瞭なデータがあるケース
・メタアナリシスは研究デザインが不均質で期間も異なるため不可能であった
RESULTS
現存のインプラントに軟組織移植術を行う方が(0.8-1.4mm)、インプラント埋入時に軟組織移植術を行う方より(-0.25-1.43mm)厚みは維持されていた
埋入同時(2.5mm)、埋入後(2.33-2.57mm)ともに角化歯肉幅は増大していた
CONCLUSION
CTGは角化歯肉を増やし、軟組織の厚みを増大させる
時期に関してはさらなる研究が必要である
TOPIC OF CONCERN
・CTGはどのタイミングで行っていらっしゃいますでしょうか?
Caseにより分けておられるならどのようにされていますでしょうか?
・Allodermを使用された方はいますでしょうか?
使用された感覚はどうでしょうか?
発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成27年3月17日
豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!
これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。
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