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2017年7月28日

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。

今月もインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。

3ユニットジルコニアベース及びメタルボンドのインプラント補綴物の偶発症に関する 8年間の後ろ向きコホート研究 Title ::Hardware complications and failure of three-unit zirconia-based and porcelain-fused-metal implant-supported fixed dental prostheses: a retrospective cohort study with up to 8 years Author:Jun-Yu Shi,Xiao-Meng Zhang*,Shi-Chong Qiao,Shu-Jiao Qian,Jia-Ji Mo ,Hong-Chang Lai Journal:Clin Oral Implants Res.28.2017.571-575

PURPOSE
・ジルコニアベースとメタルボンド(MB)
の主な偶発症はセラミックのチッピングであるが、それを分類した研究は少ない。
本研究ではセラミックのチッピングを分類して研究した。
MATERIALS AND METHODS
・上海第9人民病院で2007/1~2012/8に治療をうけた患者で8年まで(平均4.8年)のデータを取った。
・適応基準
臼歯部インプラントである
8mm以上のインプラント
最低3年のフォローアップ
対合歯は天然歯
ブラキシズムなどのパラファンクションがない
・除外基準
カンチレバー
重度の歯周病
喫煙者(1日10本以上)
・チッピングの分類
Grade1 研磨のみ(2mm2未満)
Grade2 レジン修復
Grade3 再製が必要

RESULTS

DISCUSSION & CONCLUSION
POINT OF CRITICISM
・Grade1のチッピングは優位にジルコニアベースの方が多かった。よってより研磨やメンテナンスが必要かもしれない。
・インプラント埋入本数は脱離以外は影響しない
TOPIC OF CONCERN
皆様の臨床実感も同じでしょうか?
またどれくらいジルコニア単体の補綴を選択されておりますでしょうか?

豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。


「まつもと歯科」のホームページはこちら:
予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科

「まつもと歯科」の矯正歯科専門ホームページはこちら:
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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会