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2018年9月27日

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今回もインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。

Bio-Oss Collagen、エムドゲイン、ドキシサイクリンを併用しインプラント周囲炎の再生療法を行った3年間の前向きコホート研究 Title :Regenerative surgical therapy for peri‐implantitis using deproteinized bovine bone mineral with 10% collagen, enamel matrix derivative and Doxycycline--A prospective 3‐year cohort study Author:Faustino Mercado, Stephen Hamlet ,Saso Ivanovski Journal:Clin Oral Implants Res29:583-591

PURPOSE
・インプラント周囲炎に関する長期的で効果的なエビデンスは限られている。本論文ではBio-Ossコラーゲン、エムドゲイン、ドキシサイクリンを併用した治療法の研究を行った。
MATERIALS AND METHODS
・30人(20-70歳)の患者
健康で非喫煙者、十分なホームケア、手術前に歯周病治療が終わっており全顎的にブリーディングが20%以下、1本のみのインプラント周囲炎(クレーター状か全周にに及ぶ骨欠損、ポケット4mm以上で排膿・出血あり、20%以上の骨欠損、2年以上機能している)
・除外基準
コントロールされていない糖尿病、ビスフォスフォネート、妊娠中・授乳中の女性
・術前準備
術前4-6週前に全顎的な歯周治療
FMPS、FMBSが20%以下
・グラフト材の準備
Bio-OssコラーゲンとEMD0.35mlを15分浸す。さらにドキシサイクリン100mgを均一になるまで混和した。
・術式(Figure2)
浸潤麻酔、歯肉溝切開、1歯か2歯離して縦切開、剥離、肉芽除去、インプラントスレッドを超音波スケーラー(LOW)で清掃、ガーゼで乾燥、24%EDTAでインプラント表面を2分処理、生理食塩水で洗浄、グラフト、CAFを行う、必要ならCTG併用、吸収性の縫合糸(3-0)使用
・成功基準
ポケット5mm未満、さらなる骨吸収10%未満、排膿・出血なし、リセッションが前歯で0.5mm、臼歯で1.5mm未満
RESULTS


CONCLUSION
この術式は効果的であることが分かったが、カクテルの内容を変更しRCT研究が望まれる。

発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成30年9月15日

豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。


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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会