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2017年5月26日

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今月もインプラントの歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。

埋入即時アバットメント装着時の隣接面の骨およびインプラント周囲粘膜における効果の前向きRCT研究 Title :The effect of one-time abutment placement on interproximal bone levels and peri-implant soft tissues: a prospective randomized clinical trial Author:Ana Molina,Ignacio Sanz-Sanchez,Conchita Martın,Juan Blanco,Mariano Sanz Journal:Clin Oral Implants Res.28, 2017 :443-452

PURPOSE
・アバットメントを取り外しすると粘膜のバリアを破壊し、結合組織の付着および骨の根先方向の移動が起こると言われている。そのため今回はインプラント埋入時にアバットメントを装着する群と、ヒーリングアバットメントを装着し補綴時にアバットメントを装着する群に分け、骨や軟組織の状態を観察した。
MATERIALS AND METHODS
・この研究デザインに同意する患者に対してRCT研究を行った。
・インプラントは経験を積んだ2人の歯周病専門医が行った。
・抗生物質の予防投与を行った。・CamlogのConelogのScrew-Lineインプラントで直径は3.8mmか4.3mm,長さは9mm,11mm,13mmを用いた。

RESULTS
・6か月後の観察時のDIB
即時アバットメント -0.61±0.40mm
通常時 -1.24±0.79mm
・12か月後の観察時の歯間乳頭の高さ
即時アバットメント -0.98±0.89mm
通常時 -1.17±1.47mm

CONCLUSION
即時のアバットメントに対して、ヒーリングアバットメントの脱着はインプラント治癒期間の骨吸収に影響する。
TOPIC OF CONCERN
・即時でアバットメントを装着するケースはありますでしょうか?
またその臨床的な感覚はいかがでしょうか?

発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成27年5月26日

豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。


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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会